公開日:2026/02/15

注文住宅における和室は必須ではありませんが、客間や家事スペースなど多目的に使える点が魅力です。一方でデメリットもあるため、設置を迷う方も少なくありません。本記事では、和室のメリット・デメリットや活用方法をわかりやすく解説します。注文住宅の間取りを検討している人の一助となれば幸いです。
新築住宅を検討する際「和室は不要ではないか」と考える方もいます。しかし、実際には和室は限られた住空間を有効活用できる、非常に汎用性の高い空間です。同じ広さの部屋を設けるのであれば、用途の幅が広い点で和室は大きな魅力があります。例えば来客が宿泊する場合、フローリングの洋室では布団を敷きにくく、寝心地の面でも工夫が必要になることがあります。
また、洋室には押入れがないケースも多く、寝具の収納場所に困ることも少なくありません。その点、和室であれば押入れを備えられるため、布団や座布団などをすっきり収納でき、昼間は別の用途に使うことも可能です。
和室は客間としてはもちろん、将来の親との同居を見据えた居室、子どもの遊び場や家事スペース、さらには仏間としても活用できます。畳はクッション性があり、小さなお子さまが安全に遊べるうえ、疲れてそのまま昼寝をさせやすい点も利点です。また、ふすまを閉めれば生活感を隠せるため、急な来客時にも柔軟に対応できます。
注文住宅で和室を設けることには、現代の暮らしにおいても多くのメリットがあります。
和室の最大の魅力は、その汎用性の高さです。一つの部屋で居間、食事スペース、寝室など、さまざまな役割を担うことができます。座卓と座布団を置けば応接室やくつろぎの空間として使え、食事の場としても活用可能です。また、家具を片付けて布団を敷けば、すぐに寝室へと切り替えられます。用途が限定されない和室が一部屋あるだけで、急な来客や生活スタイルの変化にも柔軟に対応できる点は大きな安心材料といえるでしょう。
さらに、畳の安全性も見逃せないポイントです。畳はイ草や畳床、ワラ床からなる多層構造で、適度な弾力性があります。そのため、転倒時の衝撃を和らげ、ケガをしにくいという特長があります。赤ちゃんや小さなお子さまがいるご家庭では、安心して遊ばせたり、布団で寝かせたりできる点が好評です。高齢の方にとっても、足腰への負担が少なく、万が一転んだ際のリスクを抑えられる床材として適しています。
和室には、心身を落ち着かせるリラックス効果も期待できます。畳に使われるイ草の香りには、森林浴と同様のリラックス効果があるとされ、実際に「和室にいると落ち着く」と感じる方も多いでしょう。集中力を高める効果も期待できるため、子どもの学習スペースとして和室を活用するのもおすすめです。
畳には優れた調湿機能があります。湿度が高いときは水分を吸収し、乾燥しているときには放出するため、室内の湿度を快適に保ってくれます。高温多湿な日本の気候に適した素材である点も、和室の大きな魅力です。さらに、イ草には消臭・吸臭効果もあり、生活臭をやわらげてくれるため、快適な住環境づくりにも役立ちます。このように、和室は機能性と心地よさを兼ね備えた、注文住宅に取り入れる価値の高い空間といえるでしょう。
注文住宅で和室を設けることには多くのメリットがありますが、一方でいくつか注意しておきたいデメリットも存在します。和室を取り入れるかどうかを判断する際には、こうした点も踏まえた上で検討することが大切です。
まず挙げられるのが、メンテナンスの必要性です。畳やふすま、障子といった和室特有の建具は、フローリングやクロスに比べて傷みやすく、定期的な張り替えが必要になります。ただし、畳は比較的簡単に交換できるため、手入れを重ねることで美しい状態を長く保てるという見方もできます。
次に、和室を設けることで居住スペースが狭くなる可能性があります。最低でも4畳程度、布団を複数敷く場合は6畳ほどの広さが必要となるため、その分LDKなど他の空間が圧迫されてしまうことがあります。このような理由から、床の間付きの本格的な和室ではなく、LDKとつながる小上がりや畳スペースを選ぶ方が多いです。
また、置く家具によって畳が傷みやすい点もデメリットです。ベッドやタンスなどの重い家具を置くと、畳がへこんだり跡が残ったりすることがあります。さらに、キャスター付きの物や子どものおもちゃを引きずることで、表面が傷んでしまう場合もあります。最後に、湿度管理の難しさも注意点です。畳は吸湿性が高い反面、湿度が高い状態が続くとダニやカビが発生しやすくなります。特に梅雨時期は換気や日当たりに配慮が必要です。
注文住宅に和室を設けるかどうかは、家庭ごとのライフスタイルや将来設計によって答えが分かれるポイントです。和室は、客間や家事スペース、子どもの遊び場、将来の同居を見据えた居室など、用途の幅が非常に広く、限られた住空間を柔軟に使える点が大きな魅力です。畳ならではの安全性やリラックス効果、調湿・消臭機能も、日本の住環境に適したメリットといえるでしょう。一方で、畳や建具のメンテナンスが必要であることや、間取りによってはLDKが狭くなる可能性、湿度管理への配慮が求められる点など、注意すべき点もあります。そのため「和室が必要かどうか」を一律に判断するのではなく、暮らし方や優先順位を整理したうえで検討することが大切です。

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