• 対面式キッチンの種類とそれぞれの特徴。家族に合うキッチンはどれ?

  • 公開日:2021/02/15  最終更新日:2023/03/03

間取りで壁つけタイプやクローズタイプのキッチンでは孤立感がでてしまい、調理中などは家族と触れ合ったりしにくいのが難点でしょう。そのため、近年では広くリビングまで見渡しながら作業ができる対面式キッチンが人気です。今回は、対面式キッチンの特徴や設備機能などについて紹介します。対面キッチンに興味のある人は参考にしてください。

対面キッチンなら料理をしながらコミュニケーションがとれる

子育てをしながら家事をこなして快適に暮らしやすくするためには、自宅内の間取りに気をつけてもらいたいポイントが複数あります。とくに主婦は料理をする方が多く、大半の時間をキッチンやダイニング周辺で過ごすことが多いのです。

そのため、リビングまで広く見渡すことができ、家族の様子を目視したり、コミュニケーションをとりやすくしたりするためにも、クローズ型のものよりカウンタータイプなど対面式のキッチンを設置するほうがおすすめでしょう。

戸建て住宅の購入を検討している家族の多くは、30~40代の方が主となり、小さい子どもがいる家庭である場合がほとんどです。何をするにしても目が離せない時期ですと常に子どもの様子をうかがいながら、家事も済ませなければいけない状況となります。その点、対面式キッチンであれば子どもが遊んでいる際に、あやまってけがをしないかなど注意を配りながら、料理などの作業を同時に進行することが可能です。

また子どもがいない場合でも、高齢者を看病しながらの家事や、延長線上のリビングにあるテレビを視聴しながら調理の下ごしらえをするといった、娯楽との連動性も高まり利便性があります。食事を行う際にも料理の運びだしをする、食後の食器の後片づけもカウンター越しに受け取りやすいため、整理整頓もこなすこともできるでしょう。他にも、従来まで主流だった壁つけタイプやクローズタイプなどと比べ、視界がひらけており、ダイニングやリビングとの一体感があります

アイランド・ペニンシュラキッチンとは

近年では対面式キッチンといってもカウンタータイプのみならず、さまざまなタイプのものもあります。広めの間取りが確保できそうな戸建てですと、アイランドキッチンが人気です。

アイランドタイプのキッチンは四方がすべて壁づけされていない、いわゆる孤島的な状態での設置となることから、このようなネーミングがつけられています。どの面も壁と設置していない独立型のため、キッチンを囲んでのホームパーティなどに適しているのです。調理した料理をそのまますぐゲストに出せるため、わざわざ別部屋に配膳しなくてもよいという魅力があります。

また、キッチンの両サイドにスペースがあるため、どちらからもアクセスしやすいという利便性もあるでしょう。料理やお菓子作りが趣味な方、創作料理などを作りゲストにふるまったり、料理教室を副業でしたりするなど、とにかくキッチンを頻繁に活用するといった主婦には使い勝手のよいタイプではないでしょうか。また、見た目のデザインではおしゃれなものが多いため、インパクトもあります。

問題は換気扇の取りつけ場所で、においがこもらないように通常よりも少し大きめのワイドタイプのものを取り入れる方が多いようです。アイランド式にすることで、ダイニングとキッチンのスペースの間仕切りをなくし、一体化した開放的な間取りにレイアウトしたい方にもおすすめですね。

続いてペニンシュラキッチンは、いわゆるカウンターキッチンなど対面式タイプのもので、キッチンの片面のみが壁つけされているものを指します。ペニンシュラとは半島を意味する言葉で、アイランド式と比較されることが多く、人気の高いキッチンタイプです。

アイランド同様オープンスペースがあるため、家族の対話などコミュニケーションがとりやすいというメリットがあります。また、アイランド式よりはスペースが不要なため、コンパクトにスペースをまとめた間取りにしたい方にもおすすめです。

アイランド式ですと手元が丸見えですが、ペニンシュラタイプですとキッチンのシンク部分などはダイニング側からカウンター部分で隠れて見えにくいため、作業スペースの目隠しもできます。

I・L・セパレートキッチンとは

近年では狭小住宅などで間取りの工夫を要する住宅などにおいて、スペースをとるキッチンを分割式にできるセパレートタイプも人気です。通常のキッチンですとコンロやシンク、作業スペースなどが一体化していますが、セパレート式ではこれらが別の場所にわけて配置できます。そのため、通常のキッチンのように作業工程に応じて横移動するのではなく、前後に配置して必要な工程を行うスペースに振り返って調理を行うようなイメージです。

移動距離が短くて済むことや、省スペース化が期待できるということもメリットとして挙げられるでしょう。ただし、認知度としてはまだ低めで、アイランド式と混同される方も多いのが現実のようです。

 

今回はキッチンの種別や特徴について紹介しました。家族の構成や住宅の広さなどでどのキッチンも向き不向きがありますので、それぞれの形にあったタイプのものを選んで、快適な生活を送りたいですね。

 

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