狭小住宅でも広々暮らしたい!スキップフロアで縦の空間を利用しよう

公開日:2021/02/15  最終更新日:2021/01/25

戸建てを購入する際に、土地の広さや予算の兼ね合いから、理想よりも縮小せざるを得なくなるケースがあります。狭くなってしまった居住空間においてでも快適に過ごしたい!と思う人も多いでしょう。今回は、スキップフロアを活用した間取りを考える際のポイントや設備について紹介します。スキップフロアを検討している人は参考にしてください。

利便性を重視すると狭小住宅になりやすい

戸建て住宅を購入する際、どのような立地条件で建てるかというのはとても重要です。交通の便や勤務先からの距離、子どものいる家庭においては学校や病院が近くにあるか、スーパーやホームセンターなど、生活用品を購入できる店舗も近場にほしいと思う主婦層もいるでしょう。

そのような立地条件の場所に家を建てるとなると生活面においては便利ですが、人気が高かったり土地の価格が高騰していたりする場所が多く、予算的な兼ね合いから大きなサイズの家を建てるのは困難になりがちです。

土地および住宅購入の際には、利便性と居住空間の快適さのどちらをとるか?という選択を迫られるのです。狭い居住空間ですと、大家族で住むのは難しくなりますので、逆に夫婦2人だけや子どもは1人のみなど少人数の家族構成の方には向いているかもしれません。

また建物が小さい分、固定資産税などの税金関連をおさえることができたり、数十年後に必要となる修繕回復におけるコストを軽減したりすることもできるという点においては、メリットがあるとも感じられるでしょう。

狭小住宅でも広々暮らすならスキップフロアが有効

スキップフロアとは、ひとつの階層の中に複数の高さや段差が入り混じった形の間取りのことをいいます。今回テーマとなっている狭小住宅の家つくりでは、近年よく取り入れられる手法でもあります。

メリットとしては、1つの階層の中でリビングや応接間、子ども部屋などさまざまなスペースを作り出すことができることや、段差でできたデッドスペースを収納場所に活かせるなど、狭い空間を効率よく活用できることです。住宅展示場などへ行くとよく見かけるのが同じフロア内に小あがりの和室があったり、段差部分と和室の床下スペースを組み合わせたところに引き出し収納があったりする間取りがまさにそれです。

とくに首都圏など都会の一等地などでは土地が縦長だったり、狭いスペースで階数を増やして居住空間を作る建て方をしたりしなければ、なかなか居住空間を確保できないことが多いため、スキップフロアで対応するケースもよくあります。

階層がなく平屋でも天井や吹き抜けを高く設定することで、1つの階層内だけで段差をつけて区切る手法も取り入れられるので便利ですし、かつおしゃれでスマートな住宅設計ができることから人気です。幅や長さがなくても、縦の空間をうまく利用することで快適な居住空間を演出できるので便利ですね。

ただしデメリットもあるようで、縦の空間を広げることで空調などが行き渡りにくくなるので、冷暖房などをつけるときはサーキュレーターなどを併用し空気の循環をよくするなど、ひと工夫したほうがよいでしょう。

スキップフロアの活用アイデア

では実際の施工例からスキップフロアをつかった活用アイデアを紹介していきましょう。スキップフロアの住宅でよく見るのが大階段の活用です。リビングを中心として大小さまざまなサイズの階段を組み合わせてできた場所に、また別の居住空間を演出できます。また小サイズの階段は机や椅子としても利用できるため、新たに家財と追加せずとも生活できる部屋の配置も可能です。

次に、天井までの高さをしっかり確保した吹き抜けの空間を活用したスキップフロアも人気となっています。階層を3段階程度まで設定し、上り下りが自由にでき、行き来できる小階層を作り間として区切ることで、奥行きのある広々とした縦空間を演出できるのです。最上階層に天窓などを設置すると、朝日がしっかり入って家全体が明るくなるでしょう。

他には、スキップフロアで生まれた段差を無駄なく活用し、収納スペースを生み出すこともポイントです。段差をつくるための小あがり部分や小階段に引き出しを付けたり、大きめの階段を作りその下側のスペースを、クロークのような大きめの収納空間に作り替えたりすることもできます。居住できるスペースだけでみると狭いですが、収納箇所が増えれば家財も少なくて済むので、物をあまりおかずにすっきり広々とした部屋を構造できることもポイントですね。

 

今回は狭小住宅でも快適に過ごせるスキップフロアの活用術や設計、見せ方などのポイントについて紹介しました。狭いながらも縦の空間をうまく活かし、家全体でみると広々とした雰囲気を損なわないように工夫してみましょう。家族全員のプライベート空間も生み出し、収納スペースもしっかり確保できるため、狭小住宅の購入を考えている方にはおすすめの方法です。

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