公開日:2021/01/15 最終更新日:2023/03/03
日々の仕事をこなしながらの家事や子育ては、負担に感じる人が多いのではないでしょうか。できるだけ負担を軽減できて、かつ快適に家族が過ごせる空間を自宅内に取り入れたいと考える人は多いでしょう。そこで今回は、子育てがしやすくなる自宅の間取りや設備について紹介していきます。子育てしやすい家を建築したい人は参考にしてください。
子育てをする上で快適に暮らしやすくするためには、自宅内で取り組んでもらいたいポイントが複数あります。まずは、リビングやダイニングのスペースを確保することです。とくに小さい子どもで歩き始めなどではよく部屋の中を歩き回り、おもちゃで遊んだりすることもあるでしょう。とくにリビングやダイニングなど、くつろぐ空間がせまいと家財道具などで体をぶつけてケガをする恐れもありますし、子どもも思いっきり部屋の中を歩き回ることでストレスを感じにくくなります。
次にキッチンの間取りですが、家事や料理をしながらでも広くリビングやダイニングを見渡せるように、カウンターキッチンなどの間取りの居住空間をつくると便利でしょう。また玄関スペースも広めにしておくと便利です。子どもが小さい内はベビーカーをよく用いるため、玄関先における場所があるとすぐに外出時に持ち出せて便利でしょう。
子どもが徐々に成長していくにつれて、だんだんと部屋の間仕切りをしていくこともいずれは考えなくてはいけません。勉強したり趣味に没頭したりする時間も増え、プライベートな空間がないと子どもも集中できなかったり、ストレスに感じることもあるでしょう。思春期に差しかかった際にも快適に過ごせるので、将来的に部屋が仕切れるような作りにしておくことも重要です。
とくに幼少期のころは子どももようやく歩き始めだったり、家の中にあるいろんなものに興味を持ち始めたりする時期です。子ども用の安全なおもちゃだけでなく、中には大人がみていないと、子どもにとっては取り扱いに危険なものもあります。そのため、小さな子どもの様子をいつでもどこからでも見守ることができる空間作りをしておくことで、子育てが一層楽になるでしょう。
主婦の場合、子育てをしながら家事や料理なども同時進行でしなければならないため、キッチンは対面式やカウンター式がおすすめです。夕飯の下ごしらえなど準備をしながら、キッチンスペースからリビングで遊んでいる子どもの様子をいつでも視界にいれておくことができるため、危険な行為を行いかけても、すぐに対処することが可能でしょう。
またメインでくつろぐスペースには、視界を遮るような背の高い家財はなるべくおかずに、広くフラットなイメージで空間作りをすると全体を見渡しやすく便利です。多くの物が置いてあると居住スペースも狭くなり、子どもにとってもケガをする危険性が高まります。
小学生や中学生になってくると、洋服などに興味をもったり、趣味で自分の好きなものをコレクションしたりしだす年ごろになっていくでしょう。自然と物も増えることから、快適な居住空間を維持するためには、しっかりと収納スペースを確保しておくことも大切です。階段の下のスペースや床下収納など、普段居住空間ではあまり目立たない場所に収納スペースを作っておくときれいに片づいて部屋もすっきりさせられます。
近年ではホームセンターなどで、ばら売りの木材などからDIYできる簡単でおしゃれな収納グッズも販売されているため、休日に家族で工作してみるというのも楽しいかもしれませんよ。また子どもがちらかさず、自分で片づけたくなるようなインテリア兼アイデア収納グッズなども完備しておくとよいでしょう。
子どもが成長し自分の部屋で過ごす時間が増えてくると、やがて自立心も芽生え始めます。成長度合いに応じて徐々にプライベートな空間を作れるような準備をしておくことも大切なのです。高校生以上にもなると勉強や友人たちと過ごす空間なども欲しがります。パソコンや楽器など趣味の幅も増え、身体的な成長に伴いベッドや机など普段使いする家財アイテムもサイズアップしていきます。
窮屈になりすぎないよう、ある程度のスペースを確保しておきましょう。部屋の広さを考えると難しい状況であれば、収納と普段使いを兼用できるようなアイデアグッズを取り入れ、部屋上部や家財の下などのデッドスペースもうまく有効活用して整頓できるような工夫をするとよいです。
おしゃれや流行などにも敏感な年頃になってきますので、友人などの来客があった際にも恥ずかしくないアイテムをそろえておくことも大切でしょう。子どもが複数いる家庭であれば、一緒に共有できるスペースがあると便利です。
今回は子育てしやすい家の間取りや設備のポイントについて紹介しました。リビングやダイニングなど家族で共有することも大切ですが、そのほかの場所でも共有できる空間があると絆も深まり、かつ子どもの成長も見れるのでなおよいでしょう。