公開日:2023/09/15
家を建てる際、庭を設けるかどうかで悩むことがあります。庭の手入れに興味がない方や必要性を感じない方もいるでしょう。しかし、人生は変化するものであり、将来を見越して慎重な決断が求められます。そこで、庭のない家を建てる際に後悔しないための判断基準をご紹介しましょう。
庭があれば周りを気にせずに色んなことができます。子供とお庭で遊んだり走りまわったり、焼肉や洗濯物を干したり、また、車庫に片づけてあるキャンプや釣りなどの道具の手入れが気兼ねなくできます。
また、ウッドデッキでゆっくりできます。逆にないと外での個人の空間を楽しめません。家を建てたら実際に庭いじりや庭木を育てて楽しみたいという方は、広いスペースを確保しましょう。
家に庭がほしいと考える人といらないと考える人もいますが、いらないと考える人はそれはどういう理由なのか見ていきましょう。
庭がいらない人は、虫が苦手や嫌いだと感じる方です。暖かくなると庭に虫が出てくる上に、苦手な方には見かけることさえ嫌なので、そういう方には、いらないかもしれません。土いじりや虫が嫌いな人は他の家の庭を見ているだけで満足だという方もいます。
また、暖かくなると草や花が伸びてきて手入れをしなければなりません。雑草や花の手入れに加え、そこに虫が付くので、ゴム手袋をして割り箸でつまみながら虫を捨てる方もいます。
そのため、いらないと考える方は少なくありません。しかし、お子さんの方が虫を好きだということもあるので何ともいえないでしょう。
庭の手入れは時間と費用がかかり、労力を必要とします。手入れに興味がある人ならば、時間や費用をかけて美しい庭を作り上げることができるでしょう。しかし、庭いじりに関心がない場合は、手入れは大変な作業となります。
放置すると雑草が繁茂し、庭は荒れ果ててしまうものです。中には庭いじりが苦手な人々も存在するでしょう。庭に手を入れることに興味がない場合、荒れた庭になってしまう可能性があります。
庭いじりが好きな人にとって、花壇の作成はオシャレでプラスの要素となりますが、関心がない人にとっては不要なものかもしれません。
嵐によって花が倒れたり、草木が過剰に成長したりするとバランスが崩れ、見た目が乱れます。手入れを維持するためには時間や費用が必要ですので、手入れの必要のない設計を検討することもひとつの方法です。
一部の人々は、敷地内に庭を作っても周囲の目が気になる場合があります。庭を建物の内側に配置するか、外側(道路など)に作るかによっても異なるでしょうが、気になる方にとっては依然として問題となるかもしれません。庭を楽しむのであれば、思い切り楽しみたいものです。
個人の空間を確保するための設計や、庭を作らない選択肢を慎重に考えましょう。地域によっては、庭でバーベキューやプール、花火を楽しむことがあるようですが、周囲の目が気になり、声や音に敏感になるといいます。
このような場合は、高い壁を建てることが有効ですが、その際には高い費用がかかることを覚悟しなければなりません。
庭を作っていく上で後悔しないために色んな面を考えておきましょう。
庭を作るだけでなく、その後の維持にも費用と労力が必要です。この点をしっかりと考慮し、庭を作ることで得られる魅力や楽しみが費用と労力に見合うものであるかを判断しましょう。
もし心配なら、庭を作らずにほかの選択肢を検討することも検討すべきです。また、お財布にやさしい設計を心がけるのもひとつの方法です。
庭を作る目的を明確にしましょう。日常的に庭いじりを楽しむのか、子どもが遊ぶスペースや日常の利便性を重視するのか、自転車や車の駐車場として使用するのか、目的に合わせて必要な庭の大きさや設備を考えてください。
必要以上に庭を作ることで後悔することを避けるためにも、明確な目的を持つことが重要です。
庭のデザインや配置は、見た目や使い勝手に大きな影響を与えます。庭からの眺めを重視するのか、周囲からの視線を遮るためのプライバシーを確保するのかを明確にしましょう。また、ご近所への配慮や安全性を考え、個人の空間を守れる庭の設計を検討してください。
さらに、将来の変化に備えて柔軟な変更が可能な配置にすることも重要です。家は一生涯の住まいであり、生活が変化するにつれて庭も適応できるようにすることで、後悔を避けることができます。
ここまで、家を建てる際に庭を作るかどうかで迷っている方々に役立つ情報を提供しました。庭づくりには個人の好みや将来のライフスタイルを考慮する必要があります。庭いじりにまったく関心のない方にとっては、庭は必要ないかもしれません。設計段階でさまざまな要素を考慮し、最適な選択をすることが重要です。庭の必要性について悩んでいる方は、当記事を参考にして検討してみてください。