公開日:2025/03/15
持ち家と賃貸のどちらが自分にあっているのか迷う方は多いでしょう。資産形成やライフスタイルの自由度、経済的なリスクなど、それぞれのポイントでどちらにもメリット・デメリットがあります。本記事では、住まい選びの際に考慮すべきポイントを解説します。これをきっかけに、最適な住まいのプランを考えてみませんか。
購入したらずっと所有できる持ち家は、大切な資産になります。しかし、それにはメリットとデメリットが存在するので、購入前に確認しておきましょう。
持ち家は、賃貸物件に比べて内装や設備のクオリティが高いことが一般的です。新築マンションや注文住宅なら、キッチンや建具なども選べて、好みの住空間を実現できます。
中古物件なら、間取り変更や設備交換といったリフォームが自由に行えるため、ライフスタイルにぴったりな空間を作ることが可能です。また、賃貸物件では3LDKが主流ですが、持ち家なら部屋数が多い物件も選びやすくなります。
子どもの人数や家族構成に応じた住まいを見つけやすくなるでしょう。さらに、住宅ローンを退職までに完済することができれば、老後の住居費の負担が軽減され、引退後の生活費を安定させやすくなるでしょう。
持ち家は賃貸と異なり、かんたんに引越しできません。転勤などで家を売却したり貸し出したりする可能性も出るため、家族が単身赴任を選ぶケースも多くなります。
また、経年劣化に伴うメンテナンス費用や設備交換費用、固定資産税や都市計画税といったランニングコストも必要です。マンションの場合は、修繕積立金や管理費、駐車場代などの恒常的な費用がかかるでしょう。
さらに、これらの費用は年々上昇する可能性もあります。当然収入が減った場合でも、持ち家の住居費を削減することは難しく、とくにマンションの場合は、修繕積立金や管理費の値上がりが重なることもあります。
賃貸住宅には自由度や経済的なメリットがある一方で、住環境や契約の更新時に不安を感じることもあります。それぞれのライフステージや状況に応じて、下記のメリット・デメリットをしっかりと考えることが重要です。
賃貸住宅の最大の魅力は、引越しが自由である点です。賃貸ならば、仕事の都合や年収、家族構成の変化などで生活環境やライフスタイルが変化した際に、比較的かんたんに住み替えが可能です。
また、持ち家で何か問題が発生するとその修理費や交換費用が自分で負担となりますが、賃貸ならその心配はありません。設備の故障や老朽化、災害による被害などの修繕費用もオーナー負担となるため、住民側の経済的負担が少ないことも大きなメリットです。
さらに、賃貸では固定資産税や都市計画税が不要です。税金の支払いが面倒であると感じる人にとっては、賃貸の方が圧倒的に手軽といえるでしょう。
賃貸の場合、物件によって設備や内装、間取りが大きく異なり、好みのものを選ぶことができません。さらに、持ち家ならローンを払い終えた後は支出がなくなりますが、賃貸では契約更新ごとに家賃を払い続けなければならず、一生支払いが続くことになります。
また、いくらお金を用意できても、年齢が高くなると、身元保証人の確保が難しくなるため、更新ができない場合もあります。家賃や原状回復費用を保証する一般財団法人高齢者住宅財団の支援を利用すれば不可能ではありませんが、それでも契約更新に関する不安が残るのは事実です。
老後の生活を考えると、持ち家と賃貸どちらがより安心できるかは、生活設計や将来の計画によって異なります。それぞれの特徴を踏まえたうえで、自分にあった選択肢を考えることが重要です。
「家族との生活を長期間にわたって安心して過ごしたい」という人には、持ち家がぴったりです。安定した収入があり、将来的に転職の予定もない場合、今後数十年にわたって同じ場所に住み続けることが可能です。
自分好みにリフォームやDIYを楽しむことができる点も、家を所有する楽しみのひとつです。家のローンが完済されると、その後の住宅費用がかからないため、年金生活に入った際にも生活費を抑えることができます。
退職後の安定した生活を支えるためには、固定費の一部を減らすことが非常に大きな意味を持ちます。また、家を購入することで、子どもや孫に財産として引き継ぐことができ、資産として残せるという点も魅力です。
一方で、賃貸は住宅ローンを組まないため「借金を背負いたくない」という人には安心です。
住宅ローンを組むと、退職後に返済が難しくなる可能性もあるため、これを避けたい人には賃貸が適しています。もうひとつの大きなポイントは、家のメンテナンスや修理を自分で行う必要がないことです。
年齢を重ねると、家の手入れや修理が億劫になり、体力的にも辛くなることが予想されます。そのため、手間をかけずに住める賃貸住宅は、老後を楽に過ごしたい人にとってはぴったりです。
老後における「安心」を考えたとき、持ち家は長期的な経済的安定をもたらすという点で、とくに安心感が高いといえます。また、持ち家を希望する場合でも、既存の住宅を購入するのではなく、自分のライフスタイルにあわせて家を作る「注文住宅」という選択肢もあります。
注文住宅なら、老後に向けてバリアフリー設計や必要な設備を最初から取り入れることができ、快適で安全に過ごすことができるでしょう。
持ち家は固定費を減らすことができるため、老後の生活における大きな不安要素を解消できます。将来のライフプランが明確で、転居の予定がない人にとっては、持ち家が最適でしょう。しかし、持ち家を選ぶためには安定した収入と長期的な計画が必要です。一方で、賃貸は自由度が高く、生活の変化にあわせて柔軟に対応できるため、老後も大きなストレスを感じることなく過ごすことができます。しかし、長期的に家賃を払い続けることになるため、資金計画はしっかりと立てておくのがよいでしょう。結局のところ、どちらが安心かは、個々のライフスタイルや将来の計画に依存します。自分にとって最適な住まいの形を考え、老後も安心できる生活を送るために、しっかりと選択をしていきましょう。