• 吹き抜けを作るメリット・デメリット!後悔しないための注意点を解説

  • 公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/06/20


佐賀で夢のマイホームを建てる際には、おしゃれな住宅を実現したいと思うことでしょう。吹き抜けを作るだけで、開放感あふれるスタイリッシュな雰囲気が演出できますが、実際に吹き抜けを作った方々の中には後悔している声もあります。そこで今回は、注文住宅に吹き抜けを作る際のメリットやデメリット、注意点について解説しましょう。

吹き抜けとはどんなもの?

吹き抜けとは、建物の2階層以上を縦につなげてひとつにした構造・設計の間取りのことです。通常の天井や屋根を作らず、上階の床面が開放され、下階に開口部が設けられます。

この特徴により、平屋や一戸建ての間取りにおいて、天井の位置を高くし、上階部分の窓から光を1階へ取り入れることが可能となるのです。その結果、1階を明るく開放的な空間にすることができます。吹き抜けは、建物内部に広がりと開放感をもたらし、インテリアデザインや空間演出の一部として人気を集めているのです。

吹き抜けを作るメリット

吹き抜けを作ることで、実はメリットなことがあります。それは一体どんなメリットがあるんでしょうか。

建築費が安くなる場合もある

吹き抜けを作ると2階の床面積が減るので、材料費を抑えられて建築費が安くなります。しかし、建設の際に特殊な足場を組むので、その分の費用が加算される建築会社も少なくありません。注文住宅に吹き抜けを作ろうと考えているのなら、値段や加算されるのかなど見積もりや打ち合わせの際に確認しておくことをおすすめします。

室内が広く見える

天井が高くなることで圧迫感がなくなり、広くて開放的に感じられるので実際の間取りよりも広く感じられます。また平屋の場合も、縦に空間を広げることで窮屈に感じず、開放感がある広々とした印象になるでしょう。

室内が明るくなり、風通しがよくなる

吹き抜けを作ることで、天窓や2階部分に設置した窓から自然光を取り込めます。また、2階建て以上の住宅ではなくても、平屋でも作ることが可能です。

さらに住宅が密集しているところでは充分な光を取り込めない場合がありますが、吹き抜けを作ることによって改善されることもあります。暖かい空気が下から上へと流れるため、空気の流れがよくなるのです。空気の循環も考えて、どの位置に吹き抜けを作るか考えておくとよいでしょう。

家族とのコミュニケーションが取りやすくなる

吹き抜けを作ると、1階と2階の空間をつなげているため、家族とのコミュニケーションも取りやすくなります。子どもが大きくなり、自室に籠る時間が増えたとしても、生活音などから安心感を得られたり一緒にいることを実感することができるのです。

また、リビングと階段を組み合わせると、家族同士で顔を合わせる回数が増えるため、「今日のご飯なに?」、「何時に帰る」など軽いコミュニケーションが取りやすくなります。

吹き抜けを作るデメリット

吹き抜けを作ることで感じる後悔するほどのデメリットはなんでしょうか。

音や匂いが2階まで筒抜けてしまう

吹き抜けのメリットは、1階と2階のコミュニケーションが取りやすいことがポイントです。しかし、声が聞こえやすいことがデメリットでもあります。例を挙げると遅い時間や朝早い時間にテレビを見ることや話し声や笑い声が気になってなかなか寝付けない、子どもたちの遊んでいる声や物音などが気になるなどです。

また、1階のキッチンで焼肉やカレーなどニオイがきつい料理をしていると2階までニオイが漂うため、壁紙や布製品などにニオイがつく場合もあります。

空調設備が効きにくい

吹き抜けを作ることで、冷暖房のエアコンが効きにくくなるため、快適な室内温度を保つことが難しくなる場合もあります。とくに、夏の間は自然光を取り入れやすいことや開放感を得られる反面、直射日光が差し込むので室内温度が上昇しやすくなるのです。

そのため、冬は暖かい空気が上へと上昇しやすいので、リビングが暖まりにくくなります。エアコンなど空調が効きにくい点は、建設時に高気密・高断熱にすることやシーリングファンを設置することで改善することが可能です。デメリットを補う工夫をしなければ、後悔する原因となってしまうので注意が必要でしょう。

掃除やメンテナンスが大変

吹き抜けは、通常よりも天井や壁に位置が高くなるため、当然窓や照明も高い位置に設置しているケースが多いです。そのため、掃除や照明電球の交換が気軽にできないことがデメリットになります。通常の高さの天井や照明であれば、踏み台やはしごで対応でき、掃除ができる場合が多いです。

しかし、2階くらいの高さにある吹き抜け部分を掃除するとなると、簡単ではない場合が多いでしょう。足場を組んだり高さのあるはしごを使ったりすれば、掃除や照明電球の交換は可能ですが、万が一、転落などをして怪我をすることを考えると大変危険です。

そのため、掃除や照明電球の交換などのメンテナンスのポイントで、デメリットに感じる方はすくなくありません。その場合、掃除やメンテナンスは業者に依頼することを視野に入れてみましょう。

まとめ

今回は、注文住宅に吹き抜けを作るメリットやデメリットについてご紹介しました。吹き抜けを作ることで、室内の雰囲気が一気にガラッと変わります。また、自然光を取り入れやすい環境を作れるメリットがありますが、その反面空調設備が効きにくいなどデメリットを補う工夫をしなければいけません。吹き抜けを作る場所も重要ですが、家族たちが暮らしやすいことを第一に考えることがよいでしょう。吹き抜けを作ることについてのメリットとデメリットの両側面をよく考えて、佐賀で素敵な注文住宅を作ってみるのはいかがでしょうか。

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