三階建ての家を建てたいならまず土地の用途地域をチェックしよう

公開日:2021/03/01  最終更新日:2021/02/25

家を建てたい人の中には、「広くて高さのある家がいいな」と三階建ての家を希望する人も多いのではないでしょうか?しかし、三階建てといってもさまざまな条件や制限などがあるのです。そこでこの記事では、三階建てを建てる時に知っておきたい知識や、気をつけたいことを紹介するため、住宅建築を検討している人は参考にしてください。

用途地域によって建物の高さ制限がある

建築にはさまざまな規制があります。建築基準法によって定められている建ぺい率や容積率、絶対高さ制限、傾斜制限など、守らなければならない制限があるのです。

三階建ての家を建てるときに気になるのが、「絶対高さ制限」ではないでしょうか?用途地域によっては、建物を建設する高さに制限があります。第1種低層住居専用地域における規定では、屋根の最も高いところ、屋上つきの場合は屋上の塔屋の一番高い所が地面から、高さ10メートル(または12メートル)以下におさえて、近隣の日当たりや環境に影響を与えてはいけないという制限が設けられているのです。

建物を建てる用途地域は、用途に応じて13地域に分けられます。大きく「住居」「商業」「工業」の3つに分類でき、土地と建物によって制限が設けられているのです。第1種低層住居専用地域の「絶対高さ制限」の規定は厳しく、一般的な工場や店舗は建てられません。そのため、静かな場所や街並みは一戸建てに適した環境といえます。

第2種低層住居専用地域になると小規模の店舗も建設可能です。三階建てにこだわっており「絶対高さ制限」を気にすることなく家を建てたいのなら、「絶対高さ制限」の規制が緩い用途地域を選ぶとよいでしょう。

商業地域、近隣商業地域に指定されている地域を選ぶのがおすすめです。駅周辺や商店街などの街が中心に設定されているので、家を建設する時に賑やかすぎる、日当たりが悪いなど人や他の建物で起こるデメリットやリスクも考えなくてはならないでしょう。

商業地域や近隣商業地域で家を建てるのは、デメリットばかりではありません。「駅が近い」「商業施設が集まっている」など賑やかな街並みは、閑静な住宅街にはない魅力の1つです。「すぐ電車に乗れる」「買い物できる」など、生活のスタイルが利便性に優れ住みやすいと感じる人もいるでしょう。

建物の形に影響する「傾斜制限」とは?

三階建ての家を建てる時は「絶対高さ制限」の他にも、「傾斜制限」を守らなければいけません。「傾斜制限」は、決められた斜線の範囲内におさまる家を建設しなければならないという制限です。「傾斜制限」は建物の高さと形に影響します。

■北側斜線制限

家を建てる際に、北側の隣地の日当たりを考慮して守るための制限で、南からの日照を確保できるように定められました。自分の敷地の北側の隣地との境界線に5メートルの垂直線を引いて、一定の角度内に建物を建てなければいけないという制限です。5メートルの制限は三階建て建設する時に斜線の制限が守れず、家の形を変え斜線の制限を受けることもあります。

■道路斜線制限

家を建てる時に道路の採光や通風を確保し、周辺に圧迫感を与えないための高さや形を規制したものです。道路斜線制限とは、前面道路の反対側の境界線から敷地に向かって一定の角度で記された線の範囲内に家を建設しなくてはいけません。用途地域、容積率、道路の幅から適用距離と角度が定められ、建てられる建物の高さや位置が決まります。

■隣地斜線制限

隣地斜線制限とは隣地の日照や通風、採光を確保するために家の高さや形を規制する制限です。隣地との境界に20メートルの垂直線を引き、一定の角度内に建物を建設しなければいけないとされています。高さ制限がある第1種・第2種低層住居専用地域は、隣地斜線制限がありません。

理想の家が可能かどうかプロに相談を

高さのある三階建ての家を建設したいと思っても、用途地域や絶対高さ制限、傾斜制限などあらゆる制限があるため、「理想の家が建てられるのだろうか」と不安に感じる人もいるでしょう。高さのある三階建ての家を建てる時は、まず三階建ての施工を多く手がけている工務店やハウスメーカーを訪れてみましょう。

自分で調べてみても、三階建ての住宅に関する知識や用語はわかりにくく、一般人には難しいことも多いものです。工務店やハウスメーカーでは、敷地にもとづいた建ぺい率、容積率、高さ制限、斜線制限などのさまざまな建築規制を把握し、対応してくれるでしょう。難しい制限に合わせ天井の高さや屋根の形、勾配などプロの職人や専門家に設計や施工を依頼できます。

三階建ての理想の家を建てたい時は、工務店やハウスメーカーに相談をし、建設が可能かどうかを決めましょう。工務店やハウスメーカーをよく知るには、モデルハウスやイベント、相談会などに足を運んでみるのもよさそうです。

 

三階建ての家を建てるには、さまざまな法律や制限がありわかりにくいことも多数あるので、まずは工務店やハウスメーカーを訪れて相談してみるとよいでしょう。建てたい敷地の制限や規定を理解して、理想のマイホームを手に入れてください

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