注文住宅の購入費用を安く抑えるテクニックについて解説!

公開日:2022/08/15  最終更新日:2022/07/20


憧れの注文住宅。理想の間取りや、高性能な設備など、考えるだけでワクワクしますよね。しかし注文住宅は、こだわればこだわるほど、購入費用が高くなります。実際は、理想の注文住宅をなるべく安く手に入れたいというのが本音でしょう。この記事では、注文住宅の購入費用を安く抑えるテクニックをご紹介します。

注文住宅の購入費用の内訳

これから注文住宅を建てたいという方は、まずは注文住宅の購入費用の内訳を押さえておきましょう。

■土地代

土地を所有していない場合は、家を建てる土地を購入しなければなりません。土地代は、大きさや形だけでなく、地域や利便性によっても価格が変わります。

■建物本体工事費

建物本体工事費は、その名のとおり建物本体にかかる費用です。ここに、駐車場や庭、外構の工事費は含まれていません。建物本体工事費には、仮設工事、基礎工事、木工事、内外装工事、設備設置、設計にかかる費用が含まれています。注文住宅の購入費用総額の約7割を占めるのが、建物本体工事費です。

■付帯工事費

付帯工事費は別途工事費とも呼ばれており、建物以外の部分にかかる費用です。具体的には、駐車場・庭・門・塀といった外構工事、水道管・ガス管の引きこみ工事、照明・エアコン・カーテンの購入・取り付け工事、古家の解体費用、地盤調査費・地盤改良工事などにかかる費用です。そんな付帯工事費は、注文住宅の購入費用総額の15~20%が目安とされています。

■諸費用

諸費用とは、建物や外構以外にかかる費用のことです。具体的には、工事請負契約の際の手数料・印紙代、不動産の取得・住宅ローンの借り入れにかかる税金、住宅ローン契約を結ぶときの手数料、地震保険・火災保険の保険料、地鎮祭の初穂料、上棟式でのご祝儀、家具・家電の購入費用、引っ越し代などが含まれます。

諸費用は一気に支払うものではなく、家づくり期間の間で支払う時期が異なるため、一つ一つの出費はそれほど大きくはありません。しかし諸費用を総額で考えると、高額になることが多いです。また、現金でなければいけない費用も多いため、ある程度手元に現金を用意しておく必要があります。

注文住宅の購入費用を安く抑えるテクニック

ここからは、注文住宅の購入費用を安く抑えるためのテクニックをご紹介します。

■予算の内訳を決めておく

全体の予算はもちろんですが、予算の内訳もあらかじめ決めておきましょう。予算を決めずに設計に入ってしまうと、理想の間取りや高性能な設備を取り込みすぎて、大幅に予算オーバーしてしまいます。そこで予算の内訳を決めておくことで「何にどれくらいお金をかけられるか」が明確にわかるため、理想や希望を詰め込みすぎずに、現実的な家づくりができるのです。

■控除や補助金を活用する

家を建てるにあたり、活用できる税金控除や補助金があります。具体的には、住宅取得等資金贈与の特例、住宅ローン控除、すまい給付金、長期優良住宅普及促進のための優遇措置、ZEH補助金、不動産取得税の軽減措置などが挙げられます。ご自身のケースではどんな税金控除や補助金が活用できるか、調べておきましょう。

■仕様・設備にメリハリをつける

注文住宅を建てるときは、仕様や設備にメリハリをつけましょう。家を建てるときに使う資材や、仕様、設備は、安価なものから高価なものまで、さまざまな種類があります。いい家を建てたいからといって、全ての仕様や設備をグレードの高いものにすると、その分建築費用は跳ね上がります。そのため、仕様や設備は、どうしても譲れない優先度の高い部分はグレードの高いものに、そこまでこだわりのない部分はグレードの低いものにするなどして、メリハリをつけるのがポイントです。

■建物の形はシンプルにする

建物の形は、シンプルにしましょう。複雑な形の建物にすると、その分費用がかかるからです。また、シンプルな正方形の建物なら、耐震性も高いというメリットがあります。

■水周りをまとめる

キッチン、お風呂、洗面所などの水周り設備は、なるべく近くにまとめましょう。水周り設備が離れた場所にあると、その分配管設備が複雑になり、コストがかかってしまいます。したがって、水周り設備はなるべく近くにまとめるのがポイントです。

■壁は少なめに、乾式工事で仕上げる

壁が多いとその分費用がかかるため、なるべく壁は少なめにしましょう。ただし、壁を少なくした分耐震補強はしっかりする必要があります。また、壁の仕上げ工事は湿式工事を避け、乾式工事にすると安く抑えられます。湿式工事は、モルタルや塗料で壁を仕上げるため、職人が手作業で何度も塗料を塗る工程があります。そのため、その分費用がかかってしまうのです。

■造り付け家具は避けて置き家具に

注文住宅を安く抑えたいなら、造り付け家具は避け、置き家具にしましょう。造り付け家具とは、家の内装に合わせ、職人が仕立てる家具を指します。家の雰囲気に合わせられたり、空間の有効活用ができたりすることから、とても人気です。しかし造り付け家具は現場で加工するので、コストが高くなります。注文住宅の購入費用をなるべく安く抑えたいのであれば、置き家具にしましょう。

コストカットのし過ぎは住宅性能の低下に繋がる恐れも!

ここまで注文住宅の購入費用を安く抑える方法をご紹介しましたが、購入費用を抑えたいからと言ってコストカットをしすぎてしまうと、住宅性能が下がってしまう可能性があります。特に、耐震性や断熱性、気密性といった住宅そのものの性能は落とさないほうがいいでしょう。

耐震性、断熱性、気密性を落としてしまうと、地震がきたときに不安になったり、夏は暑く冬は寒い家になって光熱費が高くついてしまったりします。注文住宅のコストカットを考えるときは、仕様や設備は優先順位をつけて考え、家そのものの性能は妥協せずに考えるのがおすすめです。

 

注文住宅の費用の内訳と、なるべく安く抑える方法をご紹介しました。注文住宅は、希望を詰め込むほど、どんどん金額が跳ね上がってしまいます。しかし、予算オーバーした注文住宅を建てて、住宅ローン地獄に陥っては本末転倒です。きちんと予算を立てたうえで、必要があればコストカットをし、家族が快適に過ごせる家づくりをしてください。


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